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技術コラム

2026/09/14

なぜ基板の配線はまっすぐじゃないの?

プリント基板を見ると、部品と部品をつなぐ配線が、まっすぐではなく曲がったり、遠回りしたりしていることがあります。

実は、高速な信号を扱う回路では、配線の長さが重要になることがあります。

「電気ってすごく速いのに、数cmくらい変わっても関係ないのでは?」

と思いますよね。

ところが、信号の変化が非常に速くなると、わずかな配線の長さの違いでも、信号が届くタイミングに差が出てきます。

基板上の信号は、何億分の1秒という、とても短い時間の世界で動いています。10億分の1秒(1ns)という短い時間では、電気は基板上をわずか15cmほどしか進みません。

そのため、複数の信号を同じタイミングで届けたい場合には、短い配線をあえて遠回りさせて、配線の長さをそろえることがあります。

信号の到着時間を合わせるためです。

高速な信号ほど、配線の長さや位置が重要になります。基板の配線には、信号を正しく届けるための工夫が詰まっているのです。

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