2026/10/12
なぜICは黒いの?

基板に使われているICを見ると、その多くが黒色をしています。
では、なぜ黒いのでしょうか?
実は、ICの黒い部分は電子回路そのものではなく、内部の半導体チップを湿気やほこり、光などから守るための「封止樹脂」です。
湿気やほこりから守るのはイメージしやすいですが、「光からも守る必要があるの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、半導体は光が当たることで電気的な変化が起こる性質があります。光の影響によって、本来想定していない電流が発生するなど、ICの動作に影響を与える場合があります。
そのため、黒色の封止樹脂によって光を通しにくくし、内部の半導体チップを光から保護しています。
ちなみに、ICがすべて黒いわけではありません。白やグレーなど、異なる色のパッケージも存在します。
そして、この「光によって電気的な変化が起こる」という半導体の性質を、逆に利用しているのがフォトダイオードや太陽電池です。
光の影響を抑えるICと、光を利用する半導体。
普段何気なく見ているICの「黒」にも、半導体を守るための理由が隠されています。
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