2026/09/14
なぜ基板の配線はまっすぐじゃないの?

プリント基板を見ると、部品と部品をつなぐ配線が、まっすぐではなく曲がったり、遠回りしたりしていることがあります。
実は、高速な信号を扱う回路では、配線の長さが重要になることがあります。
「電気ってすごく速いのに、数cmくらい変わっても関係ないのでは?」
と思いますよね。
ところが、信号の変化が非常に速くなると、わずかな配線の長さの違いでも、信号が届くタイミングに差が出てきます。
基板上の信号は、何億分の1秒という、とても短い時間の世界で動いています。10億分の1秒(1ns)という短い時間では、電気は基板上をわずか15cmほどしか進みません。
そのため、複数の信号を同じタイミングで届けたい場合には、短い配線をあえて遠回りさせて、配線の長さをそろえることがあります。
信号の到着時間を合わせるためです。
高速な信号ほど、配線の長さや位置が重要になります。基板の配線には、信号を正しく届けるための工夫が詰まっているのです。
同じカテゴリの技術コラム
-
2026/09/28
- その他
ピザとプリント基板は、作り方が似ている?
ピザとプリント基板は、作り方が似ている? ピザを作るときは、生地にソースを塗り、具材を載せ、オーブン... -
2026/10/12
- その他
なぜICは黒いの?
基板に使われているICを見ると、その多くが黒色をしています。 では、なぜ黒いのでしょうか? 実は、I... -
2026/09/14
- その他
なぜ基板の配線はまっすぐじゃないの?
プリント基板を見ると、部品と部品をつなぐ配線が、まっすぐではなく曲がったり、遠回りしたりしていること... -
2026/08/29
- その他
基板って、どこまで大きくできるの?
プリント基板というと、手のひらサイズやA4くらいの四角い板を思い浮かべるかもしれません。 しかし、基...